二
銀髪の男に連れて来られたのは、雑木林に囲まれた廃寺だった。
「なぁ…、ココ、覚えてるか?」
不意に問い掛けられたが、モトナリの記憶には無い。
首を横に振る。
「…そうか。」
銀髪の男は、何故か安心した顔を見せた。
そして、誰もが見とれる笑顔を見せて、
「お前は俺を知っている。今はまだ思い出せてないだけだ。」
そう言って、強引に口付けられ、押し倒された。
逃げようともがいても、力の差は歴然で、反対に押さえ込められる。
「!!」
口内に、男の舌が入り込んできた。
唇を隙間無く塞がれ、男の舌が口内を激しくかき回す。
「ふっ…、うっ、ぐ…!」
執拗に己の舌を舐め回してくる。そのせいで上手く息が出来ない。
「んっ!」
男の大きな手が、胸を弄ってきた。
「あぁ、そういや女だったな。」
「?」
何を言っているのだろう?見れば分かるのに…。
「んン!」
手が制服の中に入ってきて、ブラの上から乳房を揉まれる。
「…柔けぇ。」
「…痛っ!」
グニグニと、力強く掴まれ、痛みが伴う。
「あぁ…、悪ぃ…。」
銀髪の男は、そう言いながら、乳房から手を離し、セーラーの前を捲り上げる。
「あ…。」
そして、ブラを外され、胸が露になった。
ピチャ…。
「あっ…!」
両の乳房を、真ん中に寄せて、頂の飾りを舐め、舌先で転がし軽く吸う。
「あん…。」
『え?』
艶っぽい声が出て、自分でも驚いた。
「ん?気持ち良いか?」
「あ…、あの…」
「もっと舐めてやる…。」
そう言って、乳首を口に含み、押し潰すように舐め回す。
もう片方の乳首は、人差し指と中指で押し出す様に攻められる。
「んっ…あっ!」
『…何で?』
普通なら、見知らぬ男に襲われ、犯されていたら、もっと泣き叫んだり、怯えたりするものなのに、自分にはそんな感情は無い。
それどころか、
『気持ち良い…。』
見知らぬ男の愛撫に感じている。
「!あぁん!」
陰核を攻められ、余りの快感に身悶えた。
「あぁ!んン!やぁ…ン!気持…ち…良い…!」
恥ずかし気も無く、そんな言葉が出る。
「…もっと、気持ち良くなりたいか?」
銀髪の男は、陰核への愛撫は止めずに、モトナリの耳を舐めながら囁く。
「ん…んン。」
モトナリは、快感に堪えながら、軽く首を縦に振った。
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