裏黒 | ナノ



銀髪の男に連れて来られたのは、雑木林に囲まれた廃寺だった。

「なぁ…、ココ、覚えてるか?」

不意に問い掛けられたが、モトナリの記憶には無い。

首を横に振る。

「…そうか。」

銀髪の男は、何故か安心した顔を見せた。


そして、誰もが見とれる笑顔を見せて、

「お前は俺を知っている。今はまだ思い出せてないだけだ。」


そう言って、強引に口付けられ、押し倒された。

逃げようともがいても、力の差は歴然で、反対に押さえ込められる。

「!!」

口内に、男の舌が入り込んできた。

唇を隙間無く塞がれ、男の舌が口内を激しくかき回す。

「ふっ…、うっ、ぐ…!」

執拗に己の舌を舐め回してくる。そのせいで上手く息が出来ない。

「んっ!」

男の大きな手が、胸を弄ってきた。

「あぁ、そういや女だったな。」

「?」

何を言っているのだろう?見れば分かるのに…。

「んン!」

手が制服の中に入ってきて、ブラの上から乳房を揉まれる。

「…柔けぇ。」

「…痛っ!」

グニグニと、力強く掴まれ、痛みが伴う。


「あぁ…、悪ぃ…。」


銀髪の男は、そう言いながら、乳房から手を離し、セーラーの前を捲り上げる。

「あ…。」

そして、ブラを外され、胸が露になった。


ピチャ…。

「あっ…!」

両の乳房を、真ん中に寄せて、頂の飾りを舐め、舌先で転がし軽く吸う。

「あん…。」

『え?』

艶っぽい声が出て、自分でも驚いた。

「ん?気持ち良いか?」

「あ…、あの…」

「もっと舐めてやる…。」

そう言って、乳首を口に含み、押し潰すように舐め回す。

もう片方の乳首は、人差し指と中指で押し出す様に攻められる。

「んっ…あっ!」


『…何で?』

普通なら、見知らぬ男に襲われ、犯されていたら、もっと泣き叫んだり、怯えたりするものなのに、自分にはそんな感情は無い。

それどころか、

『気持ち良い…。』

見知らぬ男の愛撫に感じている。

「!あぁん!」

陰核を攻められ、余りの快感に身悶えた。


「あぁ!んン!やぁ…ン!気持…ち…良い…!」

恥ずかし気も無く、そんな言葉が出る。

「…もっと、気持ち良くなりたいか?」

銀髪の男は、陰核への愛撫は止めずに、モトナリの耳を舐めながら囁く。

「ん…んン。」

モトナリは、快感に堪えながら、軽く首を縦に振った。

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