裏黒 | ナノ



ジュプ!ジュプ!ヌププ!

水音が響く。

「あん!あっ!あっ!あぁ!あぅ…!」

それに合わせて、モトナリの喘ぎ声も響く。

「あっ!あん!も…っと、もっと!」

「はぁ、はぁ。…もっと、どうして欲しい?」

「あっ…ん、奥…まで…んン!」

「…あぁ、分かった。」

銀髪の男は、慈しむ様な微笑みを浮かべながら、更に腰を押し進めた。

ヌクッ!

「…あぁぁ!深っ…!」


モトナリは快感に打ち震える。

始めこそ、痛さがあったが、何度も打ち込まれる内に、痛さが快感に変わり知らぬ間に、モトナリは自ら腰を振っていた。


「気持ち良いか?モトナリ?」

「う…ん、気持ち…良い…。」

「…何で、こんなに感じるか分かるか?」


それは、モトナリも疑問に思っていた事。


「…?」

なので、素直に首を横に振った。

「んっ…」

男がモトナリの両頬を手で包み、優しく口付ける。

「それは、俺の前世がアンタの恋人だったからだ…。」

口付けが、更に深くなった。

『…恋人?』

自分は憶えていないが、恋人だった彼が、記憶の奥底に存在しているのかも知れない…。

身体がその時の事を思い出して、それで初めてなのに、こんなにも感じるのだろう。

『…でも…。』

何か違和感が…。

ズププ!

「ん…ああぁ!」

挿入を再開され、一瞬浮かんだ疑問は掻き消され、モトナリはそのまま、快楽に落ちていった。

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「見えない臓器の名前は」
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