四
「!!」
その元親の陰茎を見て、元就は目を瞠り絶句する。
「ん?どうした?」
元就の視線に気付き、元親が口角を上げて聞いてきた。
“大きい…。”
初めて男の欲情を含んだソコを見て、元就は先程までの夢心地に近い快楽を忘れ、一気に現実に戻される。
「んなジロジロ見んなよ、照れんだろ?」
軽口をたたきながら、元親が元就の膝を持ち上げ、胎内(ナカ)に入ろうとした。
だが、元就の激しい抵抗に合い、儘ならない。
「オイ!今更嫌がんなよ!」
苛立ちが生まれ、元親の語気が荒くなる。
「そ、そんなモノ!入るわけなかろう!」
元親のその声に気後れしながらも、元就は自分の心情を伝えた。
「あ?何言ってんのお前?こんなに漏れるまで濡らしといてよ…。」
元就の割れ目から滴り落ちる、少なくない雫を顎で指して、元親は嘲る。
「こ、これは…!」
何も思い浮かばないが、取り敢えず言い分けをしようとする元就だったが…。
「女のココは、男のコレが入るように出来てるんだよ。」
「え?…っ!やあぁぁ!!」
強引に元親に侵入されて、何も言えずに終わった。
元親の激しい突き上げに耐えられなくなり、ガタガタと、元就を乗せている机が大きく揺れる。
「…ちっ、集中出来ねえな…。」
元親は軽く舌打ちし、元就の腰を抱き上げ無理矢理半回転させて、机の上に俯せになる様に向きを変えた。
「この体位、顔が見れねえからあんま好きじゃないんだよなぁ…。」
“その分、良い声で啼いてくれよ…。”そう言い、元親は腰を進め、その速度を徐々に上げて、元就の浅い部分を突いてくる。
「ふぁ…あっ!ああン…っ!やぁ…っ!ヤ…メ…っ!」
「はっ!ここまで咥え込んで離さねえクセによ、止めろなんて矛盾してるぜ。」
笑いながら元親は、思い切り己の陰茎を元就の最奥に突き刺した。
「やあぁっ…!」
元就は、己の胎内で何かが裂けた様な痛みを感じ、息を詰める。
二人が繋がった部分から、白い粘液と赤い雫が混ざり合って床に斑模様を作ってゆく。
「痛…いっ…!」
粘液に血液が加わって滑りが良くなったのか、元親の腰の動きが激しくなってきた。
「長、曾我部っ…!痛っ…!」
己の胎内で、傍若無人に動き回る元親の陰茎に痛みしか感じない元就は、何とかそれを伝えようと相手に顔を向けて懇願する。
すると何故か、元親の動きが止まった。
「…?…っ…!」
だが、それも束の間で、すぐに腰の律動が再開され、更に激しく突いてくる。
「あっ!ああン!い、痛いって…言って…っ!」
「…あの顔は反則だろ…。」
「…え?何…?」
元親の言葉がよく聞き取れず、元就は聞き返したが…。
「何でもねえよ。」
と、一蹴されて腰から手を離され、今度は両の乳房を力強く掴まれた。
「やっ!痛…っ!」
結局、元就の訴えは聞き入られる事はなく、元親が果てるまでその行為は続けられた。
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