三
ぴちゃぴちゃと音を立て、元就の陰核と花弁を元親の舌が行き来する。
「あっ!あっ!いや…あっン…!」
放課後の静かな教室に、元就の悲鳴に近い喘ぎ声が響く。
「はっ、気持ち良いのは分かるけどよう…、もうちっと声抑えないと誰か来ちまうぜ?」
元親は舌を元就の陰核に這わせたまま、愉しそうに笑って、そう忠告する。
今のこの行為を誰かに見られたら、元親もただでは済まないのだが、元就はそこまで思考が回らない程快楽に溺れていた。
元親に言われ、自分の淫らなこの姿を誰かに見られる事を想像して、元就は咄嗟にブラウスの袖口を噛む。
「…くっ…うぅ…。」
「そうやって、耐えてる様も良いな…。」
元親の舌が、陰核だけを攻めてきた。
そして、右手の中指を元就の女陰に入れ、探るように掻き回す。
「んくっ…!」
中のある部分に触れられた時、元就の身体が跳ね上がった。
「…ココか…。」
その反応を見て、元親はしたり顔を見せ更にソコをピンポイントで突いてくる。
「ンっ!あっ…!な、何?これ…!?」
自分でも信じられない程の反応を返す事に元就は畏怖を感じ、袖口から口を離して独り言の様に呟いた。
「あん?知らねーの?Gスポだよ、Gスポ。」
その問い掛けに、元親が答える。
「じ…ぃ…?」
教えられたところで元就には分からない。
「こういう所だよ。」
そう言い、元親は指の動きを早めて、ソコに表れてきた快感の蕾を嬲り回す。
「ひあっ!あっあうっ!いや…ぁ!」
元就の全身を、甘い痺れが襲う。
「うぁっ……?」
後もう少しで快感の絶頂に辿り着く所で、不意に元親の指が抜かれた。
思わず元就は元親の方を見る。
そして、元就の目に飛び込んできた光景は…。
ズボンのポケットから避妊具を取り出して、自らの陰茎に着けている元親の姿であった。
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