嘘じゃないのに嘘みたいに聞こえる言葉

それは突然のこと、
でも自分ではこんな日が来ることが分かってた気がする。





部内で試合をやっていたんだ
その日は何故か息切れが速かったり、視野が狭かったりして不調だなぁと思っていた


……、只の不調だとよかったんだ


まだ第2Q中番なのに、息をするのが苦しい

…そんな走ったっけ、

呼吸をするだけでジリジリと締め付けられるような痛さが体に広がる
平衡感覚が無くなっていく
目の前がぼやけていく、
音も聞こえなくなって、

それでも痛みはあって

これはヤバいと思った時にはもう遅かった。







目が覚めたら病院のベットの上
すぐに状況は分かった


あー…迷惑かけちゃった…。


僕が目を覚まして親は喜んだけど、どこか悲しそうな顔。


あぁ、バスケやりたいなんて思っていた
病院にいたって暇だし、早く部活に行きたい。



医師のあの言葉を聞くまでは、




「もう激しい運動はしない方がいい」
「バスケは止めた方がいい」







[back] [next#]

[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -