04


今日は土曜日、午後から練習試合の日だ。


午前の基礎練が終わり、昼の休憩になる


涼みに外へ出ると大きな物を抱えた圭がいた



「お疲れ様、征十郎!」

「あぁ…それ、もしかしてお弁当?」


圭が持っている四角い何かを指差すと圭は笑って


「頑張りすぎちゃった」

「頑張りすぎだよ…」


はぁ、とため息をつく


「部活のみんなで食べてよ」

「そうするよ、圭は昼は食べたのか?」

「まだだよ」

「じゃぁ、一緒に食べる?」

「うん!」



言ってから気がついた
ヤツらと圭を一緒にしたら、絶対に五月蝿くなると



「……しまった…」

「へ?」

「いや、何でもないよ、こっち来て」



一軍体育館のステージへ圭を連れていく



「赤司っち!その人この前の人!」

「五月蝿いのだよ黄瀬」


…やはり五月蝿くなりそうだ



「えっと、お弁当御一緒させていただくことになりました」

「えっと…白神さんでしたっけ?」

「あ、そうです」

「あの五月蝿い人達はスルーしていいですよ」

「あ、はぁ…」



黒子の横が空いていたので2人で座る



圭がお弁当を開ける、3段弁当…


「ねぇ、3段も作ったの?」

「うん!」

「ピクニックじゃないんだから…」


へへへと笑う圭
その顔を見てると怒れなくなる、不思議な事に



「すげー美味そう…」

「あ、よかったらどうぞ」

「いいのかっ!」

「はい、作りすぎてしまったので」

「じゃぁ俺もいただくっス!」

「俺ももらお〜」


こうして騒がしい昼食が始まった







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