03

昼休み、食堂で部活のメンバーで昼食をとっていると珍しく圭がいた。


「めずらしいな…どうかしたのか?」


声をかけてみれば


「昨日お弁当の材料買い忘れちゃったから…ははは〜…」


と苦笑していた。




「赤司っち赤司っち!あの子誰っすか!?」

「赤司が声かけるなんてめずらしいな」

「お前ら五月蝿いのだよ、黙って食べろ!」



………めんどくさいことになったな、



「丁度席空いてるし、一緒にどうっスか?」

「いいんじゃね?空いてるし」

「そうですね、他の席探すのも大変でしょう」



どうしてそうなる…!



「え、じゃぁお言葉に甘えて…」

といい僕の向かいに座る圭。

そうして質問攻めに会う圭
嫌な顔一つせずに丁寧に答えていくそんな様子を見ていたらため息が出た

「征十郎?」

「何でもない」

「…そっか、…部活の人いい人ばっかりだね」


いきなり何を言い出すかと思えば…
こいつ等がいい人…?


「え?」

思わず声に出る。


外野(おもに黄瀬)が騒いでいるが気にしない


「征十郎は幸せ者だねぇ」
嬉しそうに言う圭


……そうかな?


何故か顔が綻んでいる僕

あぁ、圭といると自然と笑ってしまうな







「あ、赤司が笑ってる…」

「赤ちん嬉しそ〜」

「え、え、え、な、なんすか…赤司っちが普通に笑ってるとか…俺初めて見たっス…!」

「僕もですよ…」

「………!」






食事が終わり圭と別れると今度は僕が質問攻めにあった
今のは誰とか、どういう関係とか…
五月蝿かったから今日のメニューは3倍にしておいた。





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