01
つまんねェ任務が終わり、さっさとアジトへ戻ろうと足を進める
ここ最近は退屈な任務ばかりだし、新しい傀儡作る気にもならねぇ…。
……ダルい
そんなことを思っていると、微かに人間の気配がした。
……どーせ忍だろ、いつも通りテキトウに殺っとけばいいだろ
ダルさがさっきより増す。
人間の気配がする方へ行くが、気配が動かない
……おかしいな
常人なら逃げるか襲いかかってくるはずだが…
あぁ、めんどくせぇ
何でこんなにめんどくせぇし、ダルイんだ。
やっぱりさっさと戻ろう。
気配のする場所にクナイを投げようとした瞬間、気配が動いた。
………!
視線が合う
なんとその気配は小さな子供だった。まるでガラス玉のような青い目でこちらを見てくる
人間ではないような、独特な雰囲気がある
……おもしろいな。
あの子供が出している雰囲気、何よりあの青い目が気に入った。
よし、持って帰ろう。
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