04


心臓に悪いベルの音が鳴り響く中、ハンター試験は開始した


第一次試験はひたすら試験官についていくこと
体力はそこそこなので、心配ないだろう


ぼーっと走っていたら後ろの方からものすごく熱い視線がきた


………キモチワルイナー


後ろを振り返ると、緑の服と白髪の男の子達がいた


「あ、キルア振り向いてくれたっ!」

「お前ホント馬鹿だろ」


熱い視線の犯人は緑の服の子のようだ


「俺、ゴン!こっちはキルア!お兄さんは?」

「イオ、よろしく」


よろしくしていいのかわかんなかったけど、一応…
すると、元気に「よろしく」って返ってきたからよかった


「ハンター試験っておっさんばっかだから、若い人いると嬉しいよな」

なんかそのセリフ子供が言ってると変…


「だねー!イオさんいくつ?俺12歳!」

「17ー…」
だったはず。

「クラピカと一緒だ!クラピカー!クラピカと同い年の人いたー!!」

おっきな声で数メートル後ろにいる人に話しかける緑君。
緑君元気だなァ…
クラ…ピ何とかさん?って人、あんな風に大声で会話されたら恥ずかしいだろうなぁ…


しばらく、他愛もない話を続けていた
いつの間にか敬語じゃなくなったし、呼び捨てになった
これは仲良くなったというのかな?



「そうだ!イオ一緒に行動しない?」

「別にいいけど、」

「じゃ、決定だな」

即決定なんですかキルア君


そのあとまたゴンがでかい声で数メートル後ろの人と会話していた
僕が一緒に行動するようになったとか、何とかいってた



「ねぇキルア、あれ恥ずかしくない?」
ゴンを指さしながら言う

「恥ずかしいよな。」

「よかった、同じ意見で」

「俺もよかったよ…横にいてマジ恥ずかしかった…」

「どんまい…」

「イオもだろ!」

ツッコまれた
そうか、僕もゴンの横にいたわ…







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