プロローグ
気がつけば床に転がってて、手を伸ばしたら三角フラスコがあった。
それだけ。
それだけだったから…、
動くのも疲れるから、その辺転がって生きてた。
以上、僕のこれまでの歴史です。
革命、なんていらない。
僕が持っている優秀なポンプが機能停止するまで、このままでいたい。
僕が死んだら、
火葬なんてしなくていいから、土に埋めて、植物プランクトンに食べられて、植物プランクトンは動物に食べられて…
自然循環に任せて、何事もなかったようになる。
なんて完璧な未来設計図。
こんな風になるといいよねぇ……。
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