帰れない
side:naruto
もう夜か、
家に帰ろうと薄暗い道を歩いていると、めったに人が通らない道に2つの影
なんだってばよ…?
あまりに不自然な景色だったから近づいてみた
そしてら、そこには昨日のアイツと知らない人。
え、俺今日マジ運悪いってばよ…
2回もアイツに会うなんて
そんなことを思ってたら、あっちも気づいたようだ
「あ、オレンジ君昨日ぶり。ねぇこの辺に警察署ない?」
「は…?あるけど」
何したいんだコイツ…
もしかしてそこの人実験に使うとか?
「道わかんないから教えてぇ〜」
「ん、あぁ…」
とりあえず道を教えた
「なぁ、その人何?」
気になったから聞いてみた
実験用とか言わないでほしいけど…
「泥棒さん」
………は?
「泥棒…?」
「そーでぇす。今から人生再スタートするために警察署行きま〜す。よろしくぅ〜」
ペシペシ泥棒を叩きながら言う紫陽
………アイツってあんなんだっけ?
たしか、引き籠り、だらだらで生活感のないニートみたいなやつじゃなかったけ…?
泥棒(?)を引きずり、警察署の方へ行く紫陽。
あんまりに変な光景でしばらくその場に立ったままになってた。
side:me
警察署に泥棒さん渡してきた
さてどうしよう。
真っ暗になっちゃった。
森の中見えないからなぁ…迷子になっちゃうなぁ
仕方ないなぁ…野宿するかー
ダンボール探そう…
場所は公園がいいかなぁ。
水道あるし…
=次の日=
side:kakashi
昨日ナルトも紫陽に会ったようだ
何か全然違う人間だったとかいってたけど…
話を聞く限りじゃぁ、本当に別人みたいなんだけど
信用できないのよねー
たまたま公園の横を通ると、変なものがあった
ダンボールの塊…?
なんだあれ。
もぞもぞ動いてるし…気持ち悪ー
ダンボールの中にいる何かがもぞもぞ動いて出てきた。
中身は紫陽
……何してんのアイツ
少しぼやーっとしてまたダンボールの中へ戻っていった
やっぱり、ナルトの話しは信じられんな。
side:me
寒ーさむー…
ダンボールから出たくないよぉ…
もう家に帰れないよー
さむいって天敵だよねぇ…
ねぇ、ベータ
僕どうしたら家に帰れると思うー?
ミニベーダぬいぐるみに問いかけても、ベータはいつも通りニタリと笑っているだけだった。
その後→お昼の温かくなった頃に家に帰りました。
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