03

え、え…何言ってるの天さん…!?


「けど、流石に元の世界じゃちょっとアレだし、どうする?どこの世界がいい!?」

プレゼントをもらった子供のようにキラキラした目で言う


え、ちょ…!?


「どこって言われましても…!」


「そうだ!NARUTOの世界をオススメするよっ!あそこはいいよ!イチみたいな優しい子にぜひ行ってほしいな!てか、行け!」


「強制ですか!?」


「まぁ、楽しいし、いいじゃん!」


天さん……そんなんでいいのか…?


「あ、心配しなくていいよ!僕がサポートしてあげるし、なんでも特典付けるよ!」


やる気満々ですね…
というか、NARUTOって…

あのNARUTO…?


「そう!そのNARUTOだよ♪」

心の中読まないでほしいな、神様でも!


「でも俺、すぐに死んじゃいますよ?平凡な人ですし」

「大丈夫、だから特典付けてあげるって!じゃぁ、基礎体力を上げとくよ。あと、なんかほしいモノある?」


「じゃぁ、武器とか欲しいです」


でも、そんな漫画みたいな話あるのか、今でも信じられない



「武器ねぇ…あ、太刀とか?」

「太刀は大きいから…、あ、中距離か短距離の武器がいいですね…!」

「じゃぁ、薙刀とか短刀?……あ、そうだ!これ面白いしオススメ!」


神様が薦めたのは普通より長めのステッキ
先が赤くて、だんだん黒くなってる柄



「ステッキ…?」

「これね、刀なんだよ!」



取っ手の部分を引き抜くと刀が現れる


「ステッキの先端の部分には毒針!分散型と貫通型両方装填できるようになってるんだ」


うん、面白いね、それ


「それいいですね!」


「じゃ、決定!」



貰ったステッキはすごく気に入った。
大切にしよう!



「向こうの世界では、病気でしばらく学校休んでいた設定ね!何かあったら呼んで、すぐ来るから!」


「あ、はい。」


「あとこれ!」



渡されたのは紅い石のペンダント


「チャクラ制御の石だから力が暴走しないようにつけといてね!」


「なんか、いろいろありがとうございます」

「いいよ!お礼って言ったじゃん。」


天さん優しい神様だなぁ。


「じゃ、もう準備いい?」

「はい!」




−−− じゃぁ、またね!





そこで意識がまた消えた








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