02
目を覚ましたら真っ暗な空間にいた
「やぁ、起きた?」
目の前にいるのは真っ白な美青年
「久しぶり!っていってもわかんないよねぇ〜」
テンションが高いなぁ…
久しぶり、といわれても目の前の青年に会ったことはない
けど、こんな真っ白なイケメンなお兄さんなら見た瞬間記憶に残るよね…!
「昔キミが壊れた祠を直してくれたじゃん!僕はあそこの神様だったんだ!」
「………あ、」
確か2、3年前に近くの祠が崩れてて、直したっけ!
ついでに掃除とか、お供え物とかしといたなぁ…って!!
「えぇっ!?」
「ははーん!驚いたろ!びっくりしただろ!心臓止まりそうだったろ今!」
すごく嬉しそうな顔をして言う神様
「僕は天っていうんだ、遅くなったけど、あの時はありがとう!」
「月夜イチです、いえいえ!当たり前のことをしただけですし!」
ん…?当たり前のことなのかな?
言った後自分の言葉に疑問を持つ。
あぁ、考えて話さないから変なことになっちゃうんだよなぁ〜
直さないとな〜…
「お礼に、若くて死んじゃったキミにもう一度人生をあげるよ!」
………
「………はい?」
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