23



ナルトが堂々と戦いに行ってくれている間、俺はサスケの方へ行く


ちらっとこっちを向いて、後はスルーしたサスケ

うわぁ…ホント、友達いなくなるよサスケさん
余分なことを考えつつも、声をかけてみる

「ねぇ、単独じゃなくて、みんなで作戦立てて行こうよ」

「………」


沈黙。


「返事ぐらいしてほしいんですけど…」

「嫌だ」


やっぱり、サスケは駄目かぁ…
単独じゃ、どうやっても勝てないじゃん…


「単独じゃ無理だよ」

「何故そう決めつける」

「いや、明らかでしょ。ナルトみてれば」


ナルトは遊ばれているような感じになっている
しかも、カカシ先生は無駄も隙も全くない


「あいつと一緒にするな」


一緒じゃないんですか?
って言いたいけど、言ったら怒るから、止めておく


鈴ぐらいなら取れるって思ってるのかな?
厳しいと思うけどなぁ…



「じゃ、またあとで来るから、そしたらみんなで取りに行こ?」

「足手纏いになる」


……俺、このプライドの高さについていけない
先に春野さん誘ってくればよかったかな
選択ミスしたかも

でも、一応言いたいこと言えたからいっか
サスケはまた後にして、春野さんの所に行こう


「またあとで来るからね!」

「だから来るなってっ…!」


よろしくの意味も込めて笑顔で手を振る


さて、春野さん何処にいるかなー…
気配を探って、森の中を進む







[back] [next#]

[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -