18


やっと来た上忍の先生

場所を移して、静かな場所へ来る。



あぁ、これからいろんなことが始まるんだ。
あまり実感はないけどね。

俺もいつ死ぬかわからない世界で生きていくんだ
前とは違う

安全なんて保障はない。

それでも、少しでも、いろんな人と幸せを分かち合えたらいいな





「イチ!お前の番だってばよっ!」

「……へ?」

「何とぼけてんだ!自己紹介ー!」

「あぁ、うん。」


おぉっといけない。
他の事思ってて、意識飛んでた


「月夜イチです。好きなことは、みんなと楽しんでる時間で、嫌いなことは…何だろ…?将来は…みんな、幸せでいれたらいいですねぇ。宜しくお願いします」


思ったことそのまんま言っただけだけど…いいのかな?

カカシ先生は何か思ったのか、少し表情が変わる
変なことは言ってない…はず。


こちらこそ。と言われ、すぐに何事もなかったようにカカシ先生は話を始める。


「よし、自己紹介も終わったし…これからの予定は、明日からさっそく集まるぞ」


「さっそく任務!?」


目が輝くナルト

しかし、任務ではなかった。

演習らしい。
すごく厳しい…

何やら、すごく合格率の低い演習らしい。朝ごはんは抜いてこいと言われた




でも、朝ごはんはちゃんと食べないと健康に良くないよなぁ。
少しでも食べたほうがいいって言われてるし…




「じゃ、今日は解散。」


説明が終わり、解散。
サスケはさっさと帰ってしまい、春野さんもついて行った。
ナルトも何か用事があるらしく帰った、


俺はなんとなくその場に座ってた


何だろう。何か変なもやもやしたモノがある。
体調が悪いわけじゃないけど…
これからの不安とか、喜びでもなく…

うーん…気持ち悪い。



「イチは帰らないのか?」


カカシ先生に声をかけられる


「あ、いえ、何となくここにいるだけです。」

「そっか。……ねぇ、一つ聞いていい?」

「いいですよ」


何だろう…?


「お前は、あいつらの事、どう思ってる?」

「あいつらって…サスケとナルトと春野さんの事ですよね?」

頷かれる。
そうだなぁ…ナルトは親友、サスケと春野さんは友達…なのかな。
知り合いってほど、薄い関係でもなさそうだし…

けど、どう思ってるって言われると、そうだなぁ…


「友達であり、良きライバル。あと、憧れ…ですかねぇ…」


「お前は変わってるな。」

「そうですか?」

「あぁ。お前みたいなやつはなかなかいないよ?」

「そうでもないと思いますよ。世界は広いですし!」


ふ、と笑われた。


暗くなる前に帰れよ。と言われ、カカシ先生はいなくなる。





俺は、座ったままそこにいた。

まだ、もやもやが消えない。






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