03

「だーかーらー嘘じゃないです」

「嘘だろ!普通に考えて」


普通じゃないけど嘘じゃないですぅー!
あぁぁぁめんどくさいっ


「オレだって知りませんよ!目が覚めたらここにいたんだし!!」

「はぁ!?」

「なんだそれは」

「オレが聞きたいですよ」

ホント、マジ訳わかんない
もー、ヤケクソになってきた


ロイさんは何か考え込んでいる

「お前、名前は?」

「天月夜」

「夜、その話よく聞かせてくれ。」


「え、俺だけ話に乗れてない??」
一人取り残される人発見ー

その話ってオレの話?
めんどっ、どーしてくれんのミナト先生

超めんどいことになったんですけど!

オレ、ストレス溜まって死ぬよ?
本当に死んじゃうよ?




場所を移そう。
ロイさんにそう言われて近くの食堂っぽいところに行く。



「さて、夜。さっきの話、聞かせてくれ。」

えーめんど…
てか話していいのこんな事…


「や、さっき言った通り、目が覚めたらここにいたんですよ。勝手な予想だと、ここはオレの住んでいた世界ではないみたいです。」


「そんな薄そうな服で、変わってるしな。」


まぁ、暗部の格好ですし。



「んー、オレこの世界に来る前は、さっき言った木の葉って里にいたんですよ。そこで九尾っていう化け物?の封印が解けて里で暴れて、それを止めるために戦って、死んで・・・死に際に先生が何か言ってたのが聞こえて・・・目が覚めたらここにいた。」

流れをざらっと話すとこんなんです。
唖然としているお2人さん。
ですよねービックリですよねー


「ちょっと待て、細かく説明しろ。」

「えー…どこを?」

「九尾とかいうのとか」


そこからですか・・・


「九尾は、尾獣っていう化け物。オレ達忍は、里を守るために九尾と戦ったんだけど、九尾がめちゃくちゃ強くて、負けました。よくわかんないまま死にました、終わり」


「・・・・すまん。よくわからない。」
ヒューズさんお手上げ。

オレだってよくわかんねーし

「そんなこと言われても・・・オレ説明下手だしもう無理ですよ〜…」

もう解放してくれ
ま、自力で逃げれるけどさぁ〜…



「夜、忍とはなんだ。」



・・・・え、マジ?
そこから??本当に何にも分かんないんだね。
けどオレ説明できないよそんなに・・・

いい例えないかなぁ…


「忍・・・はねぇ、あ!ここで言う軍人みたいな?」

大分違うけどまぁ何とかなるだろう!
その場凌ぎ乙!


「子供が戦に出るのか?」


「子供っつても…、忍なら出るよ」


どうやらこの世界と木の葉の世界の感覚が違うっぽい
まぁ、この町の雰囲気見てればわかるけどね

そして沈黙

何かまずいことでも言った?
すごい雰囲気悪いんだけど

何?カルチャーショックなの?


「夜、お前はこれからどうする?」

「どーするもこうするも生きる。」

「家は?」

「野宿。」

「食料は?」

「毒なさそうなの採って食う。」

「金は?」

「芸でもやって稼ぐ。」


つよ〜w
忍ってほんと便利だね!
ロイさんにため息をつかれた


「忍とやらは、何か特殊な組織なのか?」

「まぁ、雑用と戦闘とかやりますね、あとは、忍術使うぐらい?」

「忍術?」

「火出したり、水操ったりとか…」

人それぞれだしね、その辺は
てか、何でこんなこと話してるんだろ…


「お前は何が使える?」

「うーん。会ったばっかの人に教えないよ。」

「そうか、」

「大丈夫、オレ簡単に死なないから」
九尾には負けて、死にましたけどね!←
あれは例外だよ
元暗部なめてもらっちゃ困ります!


「・・・・。」


「これでもそこそこ強いんだよオレ?」


ロイさんの眉間に皺がよった。


少し脅かしてやろっかな
うん、オレ絶対なめられてる。





「だめだよお兄さん。そんなんじゃ」

ロイさんの背後にまわって首にクナイをあてる。

「……!!」

「今、反応できなかったでしょ?」


ね!っと笑ってクナイをしまう。

「お前、なかなかやるなぁ。」

えへーすごいでしょw
関心してるけどすごい焦ってるよヒューズさん。

「大丈夫、殺したりしませんよ。」


とりあえず忍ってこんなカンジんの!



そう説明した。



アバウトすぎる?
まぁまぁ、オレ説明ヘタっていったじゃん笑





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