バカデレ亘理の場合
 


「猫の日…」同主


「亘理さん、また実験ですか…。あなたは本当に実験バカですね!」

「おお。実験はおもろいでー!実験を笑うものは実験に泣く!」

「なんですかソレ…」

訳のわからないことをペラペラと話す亘理さん。…饒舌すぎる…

「それはそうと飴舐めへん?」

「大阪のおばちゃんですか!いやです。絶対変なモノですね、知ってます」

黄色い飴を見せてくる。怪しさマックス何ですけどね…

「ちゃう、ちゃう。巽から貰ったんや」

「へー…ならば」

(扱いやす…)

亘理さんから飴を貰いコロコロと舐める。ちなみに僕は舐める派だ。

舐め終えてちょっとした後にどこかで感じた熱さに身体が覆われる

「ま、騙しましたね!?ひっ」






ぷしゅー

煙の中から出てきたのは青年の時の感じが僅かに残ってている少年が出てきた

「んぇ?」

「げっ精神まで幼なっとる!?」

これには亘理もびっくりした。子供は今にも泣き出しそうだ

「ひっくっおかあさああん!!びぇぇ!!」

「あーよしよし!泣くな、男やろ?」

「うぁああ!」

一向に泣きやまず亘理を避けているかのようにみえる

その攻防は1時間にも及んだ。



「わーたーりっ」

1時間もすると慣れたのか亘理にも接するようになった


「か、かわええ!じゃあこの絵は?」

「りんご!もーわたり、バカにしてる!」

「すまん、すまん」

そういいながらも顔はこれほどまでに緩んでいる
「わたり、だーいすきっ」

ニコッとした天使のようなその可愛さにノックダウンされた亘理だった


(僕に恥かかせましたね!)
(可愛いかったで(ニヤニヤ)


―――
一番これが長いかも…
亘理さんは実験バカということでバカデレです。決してバカじゃないです



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