小説 | ナノ


▼ 11




冬  11



三年生の卒業式も終わり、終了式も終わった放課後。

私と若葉と密ちゃん、ゆまさやを集めて一年最後の今日を振り返っていた。

『一年お疲れさまー!』

「お疲れさま、名前ちゃん。」

「お疲れさま!」

「お疲れさまですわ」

「……お疲れさま。ってなんで男俺だけなんだよ」

『まぁまぁ堅いこと言わずにね!』

私たちはそれから色々と語った。




『ところで!みんなにある提案があります!』

「?なんだよ」

『私たちで新しい部活つくらない?』

「なんの部活をつくるんですの?」

『それは……菓子部!』

「「「「………」」」」


「えっと…名前ちゃん、それはどういう内容の?」

みんなの気まずい沈黙を破ったのは若葉だった。

『それはね…色んなお菓子を食べる部活!』

「そんなの認めてくれる訳ねーだろ」

密ちゃんが呆れた顔でいう。

「だいたい顧問はどーすんのー?」

『そこは都築先生でしょ』

「あ、そか」

『じゃあ都築先生に言ってくるね。メンバーはこれでいいよね』

「私たちはいいに決まってんじゃん!ね、さや!」

えぇとさやは頷く。

「私もいいよ!」

若葉も賛成してくれる。

「俺はやらな――っておいッ!」

密ちゃんは強制参加なので早く都築先生に伝えるために職員室に向かった。

「密クンは強制参加みたいですわね…」


『みんなー!菓子部成立だってさ!』

「早いな、オイ」


『……じゃあ四月から菓子部活動開始!』


「「「おー!」」」

「おー…」

『あっ、みんな四月お菓子持ってきてね☆』

「見つかるだろ…」

in職員室(都築、亘理、巽)

「密たち、四月から菓子部始めるんだってー」

「お?メンバー誰なんや?」

「名前ちゃんと、密と若葉ちゃんとゆまさや。」

「顧問は誰なんです?」

「俺!」

「げっ都築がか?」

「そもそも活動内容が菓子を食べるだけ…」

「いいでしょ!いいでしょ!」

「(名字さんが隠してたのってこれだったんですね)」

「ちょっと巽無視ー!?」




―――

一年生finish!

長いこと放置すんませんand会話文が多くてすいません(土下座


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