銀魂 短編 | ナノ

 DEPARTURE
土方さんの出張が決まった。遠くの星に1年間。治安もあんまりよくないけどいろんな分野においてそれぞれの技術の高い星らしい。

「そんじゃ行ってくるわ」

屯所の玄関先で土方さんが出発しようとする。

寂しいなんて言わない。行かないでなんて言わない。言ったら土方さんが一番困るのをしっているから。


ただ言うのはこれだけ―――


「行ってらっしゃい。体調には気を付けてね。」

「あぁ。お前もな」

「うん」


右手をひらりとあげて土方さんは玄関を出て行った。



あー…一年間も我慢できるかな…。




―――


20130622 知
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