銀魂 短編 | ナノ

 How I call you?
『ねぇ、トシ』

「あ?」

土方はお茶を飲みながら返事をした。

『いや…なんでもない』

「そうか。あ…」

なにかを思い出したのかお茶をおいて名前の方をみる。

『なに?』

「前々から言おうと思ってたんだけどよ、そのトシって呼び方なんとかならねぇか?」

『は?なんで今更』

そりゃそうだ。なにせ名前は土方のことをかれこれ3年はトシと呼んでいるのだ。

「いや…嫌じゃねぇんだけどよ、近藤さんとかぶるなって思って」

『あー…確かに。じゃあなんて呼べばいい?トッシー?』

「それはやめろ。記憶の奥底に眠る何かがよみがえる…」

『じゃあ…カッター?』

「いいかげんにしろよ…」

『じゃあ十四郎?でもなー…土方って呼ぼうか?』

「お前なぁ…これから先の話してるんだぜ?のちに自分も同じ名前になるだろうが」

『あぁ…確かにねー…確かに自分を呼んでるみたい…ってえ?』

「え?じゃねーよ」

『それってつまりさ…』

「結婚してくれってこと…だっ!!!」

そのときの土方は耳まで真っ赤だった。

『もっかい言って!!!』

「誰が二度と言うか!!つか返事は…」

『ふっ…ふつつかものですが…よろしくお願いします…』

「あぁ。よろしくな」

――

あれ?はじめのあれとちがうぞw

20120201 知


↓おまけ

『で結局うちはなんて呼べばいいのさ?』

「…十四郎…」

『わかった!!十四郎!!」

「すまねぇ…やっぱトシにしてくれ…すげぇ心臓に悪ぃ…」

そんな土方を見た名前は笑いながら時々、十四郎と呼んでやろうと思った。
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