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円堂「デジモンって、面白いな」
豪炎寺「急だな、また」
鬼道「どうしたんだ?」
円堂「懐かしさに浸りながらDVD見てたら思い出してしまった」
鬼道「何を?」
円堂「幼い頃感じたあの興奮! ドキドキワクワクする感じ!」
鬼道「ほお」
円堂「そして太一への絶対的信頼」
鬼道「お前に太一の何がわかる!」
円堂「うるさい」
鬼道「すまない」
円堂「というか、今の中学生ってデジモン知ってんのか? 俺、墓穴掘ったりしてない?」
豪炎寺「大丈夫だ、円堂。ギリギリでセーフだ」
円堂「あ、いたの? 喋らないから帰ったのかと思ってた」
豪炎寺「イグニッション!」
円堂「鬼道も知ってる?」
鬼道「勿論だ。ゲームも持ってる」
豪炎寺「…………ぶふっ」
鬼道「豪炎寺、なぜ笑う」
豪炎寺「わ、悪い」
円堂「へー、ゲームもあるのか。どんなゲームなんだ?」
鬼道「デジモンと冒険をするんだ。育てて戦わせたり、世話をしたり、なかなか面白かったぞ」
円堂「ポケモンとどっちが面白いかな」
鬼道「ポケモンだな」
豪炎寺「そこはデジモンじゃないのか」
鬼道「面白さならポケモンの方が断然上だ」
豪炎寺「それは面白くないってことなんじゃ……」
鬼道「モンスターとのコミュニケーションが取れるのがデジモンのいいところだろう。ほめたり叱ったり、空腹や時には便意を訴える時がある」
円堂「トイレか! すげーな」
鬼道「頭の上にうんこのアイコンが出るんだが、なかなか可愛いものだぞ」
豪炎寺「頭の上に……」
円堂「うんこ……」
「「「……」」」
鬼道「なぜ俺の頭を見たのか、詳しく説明してもらおうか」




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