語集:


魔科学
┗魔力を含む物体を組み合わせ、それぞれの反応により擬似魔術を生み出す道具を生み出す技術。マギアから迫害されたアパラチア人が生み出した、魔術に代わる技術。
魔術と違い、魔科学は用いる魔力の形が「確固とした形を持つこと」に限定される。具体的には、鉱物や液体は使えるが、気体や概念といったものは使えない。
そのため、魔科学で炎や風といった「形を持たないもの」を生み出した場合、魔術のように再生可能エネルギーとして扱うことが出来ない。その分使える魔力が減っていく。
(火力発電の仕組みと同じ、と考えると、わかりやすいかもしれない。
魔術は火力発電で生み出した炎や電気で、再びそれらを生み出せる。しかし魔科学は化石燃料から炎や電気を生み出しても、それら使って炎や電気を生み出せない。)
この問題は機械人形の開発が盛んになった頃から勢いを増している。機械人形は製作・維持に多大なコストを支払うが、機械人形が稼働する際に用いられる物体魔力は運動エネルギーや記録といった「形を持たないもの」にばかり変換される。そして稼働を続けるため減った分をまた補充して…と繰り返した結果、アパラチア国内の物体魔力は枯渇しかかっている。
研究の末、空気仲の魔力を利用する技術は確立されたが、その過程で少量の物体魔力を必要とする他、記憶や運動エネルギーの変換はまだまだ遠い。
現在盛んな魔科学研究は2つ。1つは機械人形、もう1つは魔科学により生み出された非固体魔力の100%再利用。

魔術
┗魔力を操り、様々な現象を起こすことができる能力。これを扱う者は魔術師と呼ばれる。
扱うには魔力を操作する天性の才能が必要不可欠。これは努力によって得られるものではなく、過去にはこれの有無が東西戦争の引き金となっている。
扱える魔術は人によって異なり、火や水を生み出す、催眠術や記憶改竄、治癒や呪いなど様々。
魔科学と違い、魔術は用いる魔力の形を問わない。運動エネルギーや記憶も使用可能。つまり魔力を消生み出す、催眠術や記憶改竄、治癒や呪いなど様々。
魔科学と違い、魔術は用いる魔力の形を問わない。運動エネルギーや記憶も使用可能。つまり魔力を消費しても、消費した分魔術を使うためのリソースが減ることがない(=再生可能エネルギー)。

魔術師
┗魔術を扱う人間の総称。多くはマギアを拠点とし、魔術の研鑽に努めている。

待花 (まちばな)
┗アパラチア軍、三部門の一つ。自国の警備、アパラチア軍内の自治を担う。比較的明るい部隊。

魔力



ミンバス
┗ネウレイルの下層部、マギア・アパラチア両国に繋がる橋の周辺に広がる、霧深い森。
59年前、当時のネウレイル国民が総力を挙げて作り出した人工森林。太陽光や月光、地中の養分を魔力に変換し、それにより深い霧を生み出すよう作られている。常時視界が悪く迷いやすく、他国からの不法侵入対策に用いられている。
出国・入国許可が出た人には、防衛局または橋の関門にて、見通しを良くする魔術がかけられたランタンが貸し出される。
月の良く見える夜は、ここにしかいない希少種のゲッコウボタルが姿を見せる。そのため、時たま興味本位の人間が迷い込むこともある。
基本的に建築許可は出されないはずだが、レフィーの屋敷はマギア寄りの森の中に建てられていた。








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