2022/12/09(Fri)
「蝋燭はつけたままで」海賊(麦クザ)
※映画後if麦わらと少し行動を共に/ほのぼの
「難しい…っていうか、単純にしたくないだけじゃねぇの?」
ルフィの言葉に目を瞠目させたクザンは実年齢よりも遥かに若く見えた。2年前に合間見えた時は飄々としており、表情もほとんど変わらずこんな無防備な顔を見たことはない。
「…やっぱ、あの人の孫だけあんなぁ」「それ前も言ってたよな。ジィちゃんにそんな似てるかぁ?」「も~~そっくりよ。そう言う所が」
ゆらゆらと揺れる蝋燭に照らされた柔らかく微笑う顔がやけにルフィの頭を揺らす。頭に手をやるが特に怪我もなく揺れてもない。首を一人傾げるルフィにクザンはどうしたと声をかけるが、柔い雰囲気はそのままで。酒も入り、昔話をして気が緩んでいたのだろう。ルフィが本能で動き、懐に入っても特に避けもせずいればドサリと芝生の上に上半身を押し付けられていた。
「は?」
おおよそ2回りも年下に押し倒され固まっているクザンの上に乗り上げたルフィはそのままガパリ、口を大きく開けて唇に噛み付いた。ぬるりと舐められた唇に、漸く意識が戻ったのかクザンはルフィの腕を掴みのかそうとする。乗り上げたままルフィは的確に関節を上から押さえつけて行動範囲を抑制して、そのまま唇を貪り続けた。
「ンッ……っ!の、…がっきっ」「っ…、はぁ。だって美味そうだった」

翌日、甲板が氷漬けになっている光景をみたナミが怒髪天をつく勢いで青雉の名前を叫ぶが、船の何処にも姿はなく、海に続く氷の後と部屋に氷漬けでぶち込まれた船長だけが残っていた。
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