ダメだ、この目‥ 高杉とやらに殺されるっ!! 私は高杉に背を向ける。 そして、覚悟を決めた。 グッと目を閉じる、 お母さん、お父さん‥ 短い間だったけど楽しかった。 大好きでした、 私、佐藤世那は高杉とやらに殺されます。涙っていうか号泣!!! その時だった。 ー―カプッ! 『った!!』 私の首筋に衝撃が走る。 ー―‥ちゅう、ちゅう なんだこれ、皮膚をすわれてるというか‥吸血鬼的な!? 恐らく、高杉の仕業!! となんか思ってるうちに首筋から触れている感触がなくなった。 『ちょっと、高杉何したの!?』 高杉はニヤっとして、 「キスマーク。俺、お前気に入ったから。その印」 は? フザケタオセヨッ これがキスマークってやつか‥ って!!感心してる場合じゃないし!!! [prev|next] |