私は妙ちゃんにぶっ飛ばされた、 漫画のように‥。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ドスッ! 教室の入口までぶっ飛んだ私。 誰かが受け止めてくれた、 総悟とおんなじ匂い。 サディスティックな匂い‥!! 『そ‥ご?』 「あ?」 違う、総悟じゃない! 色気のある大人っぽい声‥ WHO? 『だっ誰じゃあー!!』 私はその男から離れて、顔を見る。 眼帯をつけていた怖そうな男だった。 「ククッ‥お前ユーモアあるな(笑)いきなり、ぶっ飛んでくるし」 え、ガチでどなた? 『フ‥WHO?』 なんでそこで英語を使ったのか、 自分でも分からない。 たぶん、テンパってた!! 「俺?高杉晋助。」 高杉?晋助? どっかで聞いたことあるような‥ 「お前が高杉か‥、入学してから一度も顔見せなかったっていう」 教室がざわめく。 珍しく、初登場のジミーこと山崎が言う。 なんでこの結構重要なセリフをジミーが言ったのかは不明。 目立ちたかったんじゃなかろうか、 「おー、そうだ。ここがZ組か面白そうだな。」 高杉がフッと鼻で笑う。 よくわからないけど、怖そうな人だ‥。 「ちょっとこの女借りるぜ」 そう言われて私は手を引かれた。 [prev|next] |