突然ですが俺ァ宣言しやす
「俺は名前にベタ惚れでさアァァッ」
初めは、名前からの告白でそん時の名前が可愛いくて可愛いくてもう、鼻血もんでやした。だって『沖田くん・・好き・・かも?』もうね、あぁ‥もう熱い。体が火照りまさァ!
『沖田くん大丈夫?なんか色々すごいけど』
「お前ェには関係ないんでさ」
いやいや、大ありね。もろ君なんだけど、やっぱりドSの俺には素直に「名前が好きでさ」なんて言えるわけがない。
『そ、そっか。あのさ、日曜日出掛けない?』
「あぁ‥あいにく、剣道の試合が入っちまってて」
そう言った刹那、言い終わる前には名前の顔からポロポロと涙の粒が降ってくる。俺は困った。
「え、あ‥名前?どうかしたんですかィ・・?」
『・・・剣道の・・試合・ックなんて聞いてないよ・・!!私だって、ヒック・・応援したいのに・・私嫌われてるの!?』
あぁ、そうか。今分かった。俺が変な意地張った所で名前はどんどん傷ついていたんだ。
俺は名前を
正面からふわりと抱きしめた
「はぁ―…やっぱ名前可愛すぎでさ。バカ‥嫌いじゃなくて好きすぎて困ってるんでィ」
『・・・へ?ごめんなさい。私てっきり嫌われてるかと・・』
「Sは素直になれないんでィ」
可愛すぎる君へ(じゃあ、なんで試合の事教えてくれなかったの?)
(名前がいるとなんか集中出来ないんでさァ・・以上)