鬼灯夢
「・…痛…っ。」

「どうしました?」
私の新人助手は仕事は出来るが、少しおっちょこちょいらしい。

「大丈夫ですか?」
「はい、」
「大丈夫じゃあないでしょ、血が出ています。」


「これくらい平気・……!!」
「鬼灯様!?」
指先からあふれ出る血の指を鬼灯は自ら口に持っていき、
その血を吸い取った。

「はい、これで大丈夫ですよ。」


…いや私が大丈夫じゃない…



「・…少し刺激が強すぎましたか?」


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