逃げ場を無くした兵士たちは、部屋にいる姫様誘拐犯の仲間を捕まえるために戦う。しかし彼らは兵士たちより強く、傷一つつけることすらできない。

「もう、こいつらしぶといわね……っ!燃やし尽くせ!フレーメドラン!!」
「殺すことはできないし、ねっ」

炎をまとった龍が部屋の中を飛び、ソウの拳銃がバンと音を上げる。しかし、部屋の中にいる兵士は誰一人として死ぬほどの重症は負っていない。それは彼らが、兵士たちを殺さないようにして戦っている証だ。

「あーもう、めんどくさいっ!」
「そんなこと言ったって、ユーキが城内から出ないと……」

そんな会話をしながら襲いかかってくる兵士たちをなぎ倒す。それがしばらく続き、そして、地を揺らすほどの大きな爆音が響いた。




BACK
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -