赤ずきんちゃんパロ



※本編とはほぼ関係ありません。

◎cast◎

・赤ずきんちゃん
→照山君

・狼さん
→小村君

・お母さん
→堤君
・おばあさん
→生物

・狩人
→クロノス

・ナレーター
→白石君

・総監督(台本・衣装作成、キャスティング等)
→未来さん

* * * * * * * *

あっ、照明大丈夫ですか?…はい、はいわかりました、えーと…照山さん、立ち位置の確認もう一度お願いします。小村さんまだそれ食べちゃ駄目ですよ……ん?あれっ!?うわああっこれもう撮影始まってたんですか!?どどどどどうしよう僕全然ー…え?そ…そうですね、じゃあ語り入ります!!

…ごほん!!
えー、むかぁしむかしあるところに、とても可愛らしい男の子がいました。
彼は物語の設定上いつも真っ赤な頭巾を被らされていたため、まわりの人々から赤ずきんちゃんと呼ばれていました。

そんなある日、赤ずきんちゃんのお母さんは彼にお使いを頼むことにしました。

「、あ…あ、ああぁっか、あか、ずきんんんん、」
「ふ、風太!!リラックスリラックス!!お母さんらしく!!」
「お、おう」
「……………」
「……………」
「…風太、セリフ!!」
「はっ!!あ、えー…赤ずきん、おか、お母さんは今棚に挟まっていて微動だにできない、からっ…えーと」
「次クッキーのくだりだよ」
「クッキー?…ああ、机らへんにクッキーっぽいのとワインチックなやつが入ったなんか…なんかがあっから、それ持ってばーさんちにお見舞いいけよほらお母さんこれ…これ以上無いくらいすごく挟まってっから」
「(うわあ色々違う気がするなあ…)う…うん、わかったよお母さん!!行ってきまーす」
「押忍っ!!」

赤ずきんちゃんは出来たてのクッキーと赤ワインが入ったバスケットを持って、苦笑いを浮かべながら出かけていきました。


赤ずきんちゃんがしばらく歩いていると、とても綺麗なお花畑がありました。

「わーきれいなおはなさん、これもっていったらきっとおばあさんよろこんでくれるわ(笑)」

赤ずきんちゃんは女の子口調が気に入らないのか、(笑)付きで台詞を棒読みしながら生えている花を雑草共々根からぶち抜いてバスケットに押し込んでいきます。

…そんな赤ずきんちゃんを木の後ろから見つめる影がありました。

「美味しそうだなあ…あのクッキー…いいなあ…」

そう、森に住む食いしん坊な狼です。



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