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「〜〜〜♪」
うわあ聞いてねえええええええええええええええええええええええええええええええ
なんだ、何がどうなってるんだ?小村君は一体どうしてしまったんだ!?
「葉月?」
「あっ、未来さんっ!!なんか小村くんが変なんです!!」
半泣きになりながら必死に抵抗していたら、僕の叫び声を聞きつけてくれたのか未来さんが部屋にやって来た。
やったぞ、これで助かるはずだ!!
「姉さん!!」
「葉月ありがとうね。…さて、」
…あ、あれ?
えっ驚くとか怒るとかないの?ありがとうってなにが?未来さんなんでお姫様のドレス?みたいの持ってるの?なんですごい笑顔なの?
「照山、姉さんはこういう服を作る仕事をやってるんだ」
「え?」
「それで、新作を是非照山に着て欲しいんだって!」
「ええ?」
「葉月にはそのお手伝いを頼んだの」
「えええ?」
「そういう訳だから、とりあえずそれ脱いでくれない?」
「い、いや、それどこからどう見ても女の人のー…ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
…残念ながら、僕の記憶はそこで途切れてしまっている。
したがってその後一体何が起こったのか語ることはできないが、今回小村君の家を訪れてわかったことならある。
…小村君のお姉さんは、ものすごぉぉぉぉぉぉぉぉく恐い…。
そうして僕は、今後どんなことがあろうと二度と小村君の家に足を踏み入れないと誓った。
##おわり。
「おはよう小村」
「おはよう風太!!あのな、照山が昨日」
「照山バックドロップ!!」
「ぐはっ!?」
「お…小村ァーーー!!」
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