何度も何度でも、(きみとキスを、)
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数日後、カリナの体調は良くなりベッドから起き上がった
【・・・。あれ?喉が変だな・・・。】 カリナは少し疑問に思いながら喉に手をやった。恐怖が徐々に大きくなってきて、気づいたらデントの部屋の前に立っていた。
オドオドしていたらデントが出てきた。
「おはよう。 もう、熱は大丈夫かい?」 カリナも軽く頷き、カリナはカリナの額に軽く手を置き、熱が無いのを確認した。 
だが、カリナはずっと下を向いていた。
「カリナ? どうしたんだい?」 カリナは軽く屈んだ。カリナはカリナの首に手を回して抱き付いた。
『喉が痛い・・・。』 とても弱弱しく、少し声も枯れていた。
「大丈夫かい? 念の為に休んだ方が良いな・・・。 また、お粥とか持ってくるね。」 デントはカリナの頭に手を置いた。
カリナは軽く頷いてから部屋に入って行った


※※※
カリナはベッドに居座ったが中々、寝れなかった為、布団に入りつつ本を読んでいた。
『・・・。 暇だなぁ・・・。』 読んでいた本を閉じ、枕元に置いて毛布の中に入り丸まった。
【デント・・・。やっぱり忙しいのかな・・・。】 考えているうちにカリナは眠って行った。


※※※
コンコン ドアからノックする音が聞こえてカリナは慌てて返事をした。
『はい!!』
「カリナ? 入るよ。」 外からはデントの声が聞こえた。
『うん。』 デントはゆっくりと入ってきて、お粥を持ってきていた。
『・・・。有難う。』 カリナはにこりと微笑みながら言った。
「どう致しまして。」 デントは軽く会釈をして近くに座った。
急いで食べようとしたけど熱い為、思う通りに食べれずに、ゆっくりとカリナは口に運んだ。


『御馳走様でした。』 カリナは手を合わせてから、デントの方をみた。
デントはジッとカリナの方を見ていた。
『・・・? 何?どうしたの?』 少し不安に思いつつ聞いた。
「報酬・・・。貰ってもいい?」 にこりと微笑みながらカリナに聞くデント。
カリナは少し考えてから答えた。
『良いけど・・・。何をするの?』 首をかしげつつ聞くカリナの額にデントは唇を落とした。
終わったと思うと目、頬、唇と段々として行った。
『・・・。な、何をしているのですか?』 少し頬を紅く染めながらデントに聞いた。
「だから、報酬を貰ってたの。御馳走様でした。 では。」 やる事だけやってデントはその場所から出て行った。
『・・・。 相変わらず恥ずかしい事をするなぁ・・・。』
カリナは少し照れながら布団に入って眠った。





To be continued



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