「奏者!! 奏者あああああああ!!!」 「くそ……どこに行ったんだあの子猫は!!」 「アーチャーが目を離したのが悪いのだぞ!」 「馬鹿を言え、君がクレープ屋に行くのを止めていたらマスターが消えたのだろう!」 「ああもう! 何故こうも奏者が見つからんのだもどかしいっ!」 「だから、イレギュラーな召喚のツケだろう。近くにいる時はぼんやりと解ったが、やはりこうも離れていると………」 「こうしている間に、奏者が悪漢にでも襲われたらどうするのだ!」 「そんなことはっ……あり得なくないと言えないのが怖いな」 「………………………」 「………………………」 「……奏者ぁぁああああああ!!!」 「マスタァァァアアアアア!!!」 . ← |