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見なくても特に支障はないけれど、見ておいた方が解りやすいかもしれない遠坂姉弟の人物紹介


遠坂時子
誕生日:7月13日/血液型:A型
身長:167cm/体重:50kg
スリーサイズ:B92/W56/H85
イメージカラー:蘇芳
イメージフラワー:ミセバヤ(憧れ・大切なあなた)
特技:チェス、料理、フェンシング
好きなもの:ティータイム(英国式)、ショッピング/苦手なもの:雷、カマドウマ、炭酸飲料
イメージCV:ゆかな

父から言われた「常に余裕を持って優雅たれを」を誰よりも体現している…ように見せ掛けている遠坂家当主。
時臣の1歳年上の姉であり、本性は自由奔放で明るく愛嬌のある性格である。しかし、それは幼少期を過ぎかけたあたりで時臣と長く接するようになってからであり、それ以前は遠坂の魔術師に相応しくなる為だけに生きているような機械的な性格だった。
後の性格になった幼い頃は、時臣と容姿が酷似していた為よく入れ替わってはこっそり屋敷を抜け出して、雁夜や葵と会っていた。
背中まで伸ばしたチョコレート色の大きくウェーブのかかった豊かな髪に、アリスブルーの瞳が印象的な茶目っ気たっぷりながらも貴族らしい高貴な雰囲気の美人。
本人は婿を貰う気がなかったため(というより自身の特異な体質故に)次期党首は時臣の嫡子の凛となっているが、実はそれ以外にも時臣が他の家に養子に出されない為の予防線でもあったりする。
弟より魔術師然とした性格ではないが、天性の才能と体質を持ってして歴代で最も優秀な魔術師とされている。
魔術師として間違いなく一流であり、自身が遠坂の当主であり遠坂の魔術師であることに誇りを持っているが、根底の部分では魔術師(自分)が嫌い。
魔術礼装はルビーとサファイアとクリスタルが埋め込まれたクラウン型のブローチ。しかし自分が必殺を誓った相手にしか使用せず、通常はサブの魔術礼装を使用している。
炎・風・土の三重属性で、宝石魔術や召喚術、降霊術、錬金術に長けているが、一番得意なのはやっぱり炎。呪術も得意で、テンパるとガンドを連射する(威力は凛と同党はそれ以上)。
時臣が科学技術を嫌悪している為公にはしていないが、実は興味津々。最近は雁夜の持っているカメラがお気に入り。でも全然使えない。そして電化製品売り場は怖い。
凛も桜も実の子供のように可愛がっていて、2人には「時子お姉ちゃん」の愛称で親しまれている。
筋金入りのブラコンであり、時臣にとって姉であり母である存在。


遠坂時臣
遠坂家の長男であり、魔術師として一流で、魔術師然とした男でもあり、人間としての情も併せ持っているが、基本的に人間としての価値観を優先しがちである。
そもそも幼い頃の時子に好いてもらう、又は褒めてもらいたいが為にそうあるようにふるまっているだけで、魔術師の目的のために手段を選ばないところをわずかに嫌悪している。それでも姉よりは魔術師らしい思考なのだが。
1度キレると全くと言っていい程手がつけられず、その時の状態を、学生時代雁夜からは「あかいまおう」と呼ばれていた
やっぱりこっちもシスコン。幼い頃から時子を敬愛し尊敬し、誰よりも彼女を愛していた。時子が今の本来の性格を出せるようになった一因である。
「常に余裕を持って優雅たれを」という家訓を重んじ、実践しているのだが、やはりここ一番で持病のうっかりを発動させる。しかし、その事に自分で気づいていない。
娘や妻を「人間」としてちゃんと愛しており、桜を間桐の養子に出したのは最後の最後まで悩み苦しんだ結果であり、送り出してから数週間は悔しさとやり切れなさから夜な夜な時子の寝室でこっそっり彼女の膝を濡らしていた。