不死川先生2話
「宇髄先生ー」
「なんだ〜」
「どうして、うちの学校はムキムキの運動神経が異常にいい先生が多いの〜?」
「さぁ、なんでだろうな〜」
放課後に不死川先生に会ってから帰宅したかったけど、職員室にも教室にも居なくて会えなかった。なんか帰りたくなくてウロウロしてたら宇髄先生がガムを噛みながら絵を書いていたので寄ってみた。
「宇髄先生は鍛えてるの〜?」
「まぁ、たまにな〜」
「たまにでそんなにムキムキになる?」
どうみても宇髄先生の腕は太すぎ。ゴリラ並みに腕力ありそう。
「月に一度はアイツ等と全力でスポーツすんの。そうするとムキムキは維持されるんだよ」
「え!?不死川先生も!?知らなかった!!もっと早く教えてよ!!」
今まで近くの椅子で足をぶらぶらさせながら会話してたけど、不死川先生もスポーツすると聞いて驚いて宇髄先生に駆け寄った。
凄い面倒臭い顔されたけど知らない。
「いつ!?次はいつ開催?」
「あー今週末だったなぁ」
「はいはいはい!!行きたいです!!連れてって!!」
「夜だし、めん…遠いいからダメだな」
「今、面倒臭いって言おうとした、絶対っ!!」
「どんなにお願いされてもダメだかんな」
思いっきりむくれて宇髄先生に詰め寄るもダメしか言われなかったのでケチー!といい逃げして帰宅した。
見たかったよー不死川先生の運動してるところ…宇髄先生の意地悪。
月曜日…
階段を登っていると宇髄先生が向かいから降りて来たので私はフンッと顔を背けてやった。
「おいおい、そんな態度とっていいのか〜この俺様に」
上から目線の発言にまた文句でも言ってやろうと振り向くと、そこにはスマホの画面を向けて来ながらニヤニヤしている宇髄先生。
「はぁ?」
「ホレ」
スマホの画面を改めて見せられるとそこには不死川先生がサッカーのユニホームを着ている先生の姿が写し出されていた。
死ぬほどかっこいぃぃぃぃ!!
格好良すぎて一瞬目眩したぁぁぁ!!
また「ホレ」と言って画面をスライドすると、脱いだユニホームを肩にかけた上半身裸の不死川先生の姿。
「先生ぇぇぇっ!!今までのご無礼をお許し下さいぃぃぃっ!!」
「どうしようかな〜」って言う宇髄先生に私はタックルする勢いでしがみつき、「その画像貰うまで離さないっ!!」と叫ぶと、笑いながら画面送ってやると言ってくれたので私は超嬉しくて舞い上がって「宇髄先生っ!!大好きですっ!!」と放課後の階段で大声で叫んだのだった。
end.
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