「先生、この子は?」
「俺の娘のナマエだよ!ほら、ご挨拶」
「ナマエです、こんにちは」
「かわいい!初めまして、のはらリンです!」

今日はクシナが用事で家を空けているため、ミナトはアカデミーが終わる時間にナマエを迎えに行きそのまま演習場に連れて来た。ミナトの教え子達は自分よりも小さな女の子に興味深々だ。特にリンはお姉さんらしく可愛がってくれている。

「ミナト先生…」
「ん?どうしたのカカシ」
「つかぬ事をお伺いしますけどあの子って…その…」
「…うん、血は繋がってないよ。でも大切な俺の娘だ」
「……」
「可愛がってあげてね」
「…まあ、」

素直じゃないなあカカシは。とミナトは笑う。
リンはナマエにシロツメクサの花冠を作ってくれているようだ。オビトは花冠を乗せたナマエの愛らしさに顔を真っ赤にしている。

ナマエが可愛すぎて誰かに拐われでもしたらどうしようと真剣に悩むミナトにカカシは少しだけ冷たい視線を送っていた。

「ってそうそう、今日はせっかく演習場に来てるんだからそれなりのことしなきゃね。ん!みんな集合!ちょっとだけ皆の成長を見ようかな。木登り、やってみる?」

ミナトが子どもたちに最初に教えたチャクラコントロールを身につける為の木登り。これが出来れば色んなことに応用できるからと、初歩的ではあるがかなり難易度の高いこの木登りを彼は繰り返し指導していた。

「ナマエはまだ小さいし…俺と一緒にカカシたちの訓練の成果を見ていようね」
「パパ、できたよ」

教え子たちの練習の成果に目を凝らしていたすきに、ナマエも難なくカカシ達と一緒に木に登っていた。

「ん、全員登りきったね。ってナマエ!?」
「ん?」
「あああああぶないから降りなさい!」
「あぶなくないよ」

カカシを真似て枝に逆さに立つ姿にミナトは血の気が引いたような気がした。いや、間違いなく天才だけれど…ああ、目が回る。

「「先生!?!?」」と叫びリンとオビトが駆け寄る。

「ナマエ、あんまり先生を驚かしちゃだめだよ」
「カカシは?」
「俺はいーの。お前より年上だから」

(ああ、クシナ…俺達の娘の成長は著しいよ… 。)

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