暗部の任務から帰り、ナマエがシャワーを浴びている時だった。近くにカカシの気配を感じて声をかける。カカシはお風呂場のドア越しに返事をした。

「カカシ?どうしたの?」
「俺さ、もうお前と任務に行けないみたい」
「え?」
「暗部解任されたんだ」
「…え?」
「担当上忍を任された」

ーーーーバタン!!!!

「うわ!お前裸!!」
「良かった……!!」

ナマエはあまりにも嬉しくて、濡れた体のままカカシに抱きついた。カカシは驚きながらも大切な彼女をしっかりと抱きとめてくれていた。カカシの手がゆっくりナマエの頭を撫でる。心地良さにナマエの表情は和らいだ。

「そんなに喜ぶことなの?」
「カカシが暗部で任務を請け負うようになってからアスマ達が心配してたの。あまりに冷たい目をしてるって、それで三代目に担当上忍を任せてみたらどうかって提案してくれてて」
「へえ、あいつらがね」
「私も賛成だよ」
「お前と一緒に居られないのに?」
「それは寂しいけど、カカシには必要なことだと思う」
「お前がそういうならやってみようかな」
「うん!それがいいよ」

ナマエに笑顔で後押しされ、カカシはつられるようにニッコリと笑った。

ナマエの頭を撫でていたカカシの手が段々と下がってきてスルリと腰を撫でた。それから不意をついて優しく甘いキスが一つ。

「こら」
「あ、ダメだった?」
「調子に乗らないで」
「ケチ」

兄と妹のような関係だった彼らの関係も、多くの時間を共有することで少しずつ変わりつつあった。命をかけた任務につき、お互いの命を守り合うようになったあの頃から二人はお互いの唯一無二の存在になっていたのだ。

「お前一人で暗部に残ることになるけど…無理しないでよ」
「うん、大丈夫」
「お前まで居なくなったら俺は…」
「変なこと言わないでよ、私は四代目火影の娘なんだから」
「……そうだね。お前は先生の一番弟子だ」

ナマエは、カカシがいつもより人間らしく笑う姿に心を奪われた。ああ、やっぱりこの人が好きなんだな…と思わずにはいられなかった。

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