文 | ナノ
20年と少し昔の話
その夜
お城から 国から 王子さまはいなくなってしまいました。
国民は双子の男の子の誕生を祝い国中が一つとなって国の繁栄を祈りました。
1人の王子さまがいたことを国民は知りません。
双子の男の子はお兄さんがいたことを知りません。
王子さまは自分の運命を知りません。
その日は星がとてもきれいだったといいます。
魔法使いが王子さまのために、王子さまの命を照らすために降り続いた雨を止めたのだといいます。
―おわり―
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