※ 雪男が変態気味





 バスタイムなうー!

 ただいまの私、お風呂です。私が一日で最も好きな時間。それはお風呂!
 大好きお風呂! お風呂ラブ!

 お風呂で歌うのすき! めっちゃ響くし、楽しい!


 楽しい時間、なのに……。それはあっけなく、終わってしまったのです。奴の、乱入によって――――――





 突然開くお風呂の扉。私以外に入る人なんて居ない筈なのに、何故扉が開く? とドキリとした。

 そしたらそこに、全裸の雪男が、居たのです。

 唖然とした私は、何もできずに口をパクパクさせてどうして雪男がそこに居るのかを考える。


「ゆ、雪男ここ女子風呂!」


 と、雪男が男風呂と女風呂を間違えたと、至った結論を口にすると、雪男はにこ、といつもの調子で笑った。


「知ってるよ。パンツの声、脱衣所まで響いてたし」


 聞かれた! 恥ずかしい! じゃなくて!


「知ってるのに何で入って来たの!」

「パンツ、声すごく裏返ってるよ?」

「うっさい! 黙れ!」


 バシャバシャと、水しぶきを立てながら雪男に背を向ける私。
 そして近寄る足音が、ぴしゃぴしゃと水音を含んでいる。なんで、近づいて来てるの!


「ちょ、あっ、で、出てってよ!」


 思わず振り返ると、眼鏡なしで良く見えていないのか、雪男は目を細めている。若干渋そうなその顔に、思わずきゅんとくる。

 無言のまま湯船に入ってくる雪男。顔を背けて逃げると、雪男が追ってくる。
 くすっと、雪男が笑った声が聞こえる。そして、少し冷えた手で私の肩を捕まえて、晒された耳に唇を寄せてこう囁く。


「耳真っ赤だよ?」

「〜〜〜っばかぁ!」

「誰がバカだって?」

「お前だお前! 女子風呂と男子風呂の区別もつかないのか!」

「ふぅん、そういうこと言うんだ」


 私の身体に雪男の長い腕が回る。冷えた身体が、私の背筋をぞくりとさせる。

 そして雪男の手は何の迷いも無く私の胸に触れた。


「ひぃ!」

「もっと色気がある声を出してくれると嬉しいんだけどなぁ」

「ひっ、ぅ、や、やめっ……!」


 容赦なく、雪男の大きな手が私の胸を包んで、大してない脂肪に指を喰い込ませてみては放して、なんか寄せて上げたりしてくる。


「ちょっと物足りないかな」

「何がだこらぁ!! もういっぺん、言っ、ぇ、あ、ぁう」


 散々乙女の胸を揉んでおいて、よくもそんなことを!!


「でも、育てるのが楽しみだよ」

「何、を、育て……!」

「え、パンツのおっp」

「黙れええぇぇぇぇ、……あぅ!」

「はいはい、黙るのはパンツの方だよ。あ、啼くのは良いよ?」


 そう言って、雪男は私を抱きあげて、胡坐をかいた膝の上に乗せた。
 そしてぱく、と申し訳程度のふくらみの、頂を口に含んだ。更に舌を這わせて、唾液でぬるぬると滑らせる上、舌のざらざらとした感触で私に快楽を与える。


「ひ、ひゃ、ぁ、んっ」

「別に大きさに好みはないんだけどね」

「喋ん、な、ぁ…う」


 雪男が喋ると、水の滴る音に似た音が私の胸元から聞こえてくる。
 その音が私の鼓膜を震わせ、身体を震わせる。


「パンツが前に、大きくないたいって、言ってたから」

「は…ふ、あ、ぁ」


 喋る度に、熱い吐息が胸をくすぐる。雪男の言葉は、耳に入っても頭で理解出来なくなている。

 もう、どうにかなってしまいそうだ。





「知ってる? 好きな人に揉まれると胸は大きくなるんだよ?」












(おっぱい企画(仮)様に提出! ありがとうございます!)




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