※柔造が一人暮らし設定的な感じ





「お疲れ様」




京都出張所の祓魔師と合同での任務を終えて、恋人である柔造に声を掛ければがしがしと頭を撫でられた






「おう、お疲れさん。今日はもう遅いし泊まってくやろ?」





柔造にそう言われて私は船を漕ぎながらこくん、と頷く

3日程連続でこの任務に当たっていたせいで寝不足で仕方ない、本当なら任務が終わってすぐに帰る筈だったのだけれどもお言葉に甘えて柔造の部屋に泊めてもらうことにした







「お邪魔しまーす…」




柔造の部屋に入るなり玄関でぐだっと倒れ込んだ私はじたばたと團服を脱ぐ


柔造は呆れながらも手を貸してくれた時、ふと柔造の團服が気になった





「ん、どないしたん?」




不思議そうな顔をした柔造の團服の合わせ目に手を添わせる





「仏教系祓魔師の團服の方が格好良いよねー…」




何となく発した言葉だったのだけれども、柔造はそうか?と言いながら少し考えて自分の團服を脱ぎだした




「ほれ、着てみい」




そう言って愉快そうに自分の團服を私に差し出す

それまで眠くてうとうとしていた私だったけれど、密かに憧れていた明陀コートを着用できるということでいきいきとして体を起こした











「へ、ヘンじゃない…?」



たどたどしく着た後に柔造にそう言えば、勢いよく柔造に抱きしめられた



「え!?何、どうしたの!そんなに変だった!?」





わたわたとしながら恥ずかしくなって柔造を剥がそうとするのだけど柔造の團服を着ている為大きい袖や裾のせいで思う程動けない


團服の黒さも手伝ってまるで生まれたばかりのペンギンみたいだ





「ちょっと、柔ぞ…!」





何も言わない柔造に声を掛けた時、ひょいっと担がれてそのまま寝室まで運ばれた私はどさりとベッドに寝かされる


シーツの海に沈んだ直後に柔造の体が覆いかぶさって、柔造は私の首筋に顔を埋めた




「あかん…パンツ、それ反則や…」





柔造の吐息が首筋に当たって私の体がびくん、と跳ねる。私からしてみれば團服を脱いだせいで上半身裸な柔造の方が反則だ





そういえばこの前読んだ女性誌の中に最近恋人のシャツを羽織るのがキュンとさせる彼シャツなるものが流行っているっていう記事を読んだな、と思い出したのだけれど時既に遅し






「パンツ、疲れてるとこ堪忍な」



「へ?…んっ、ちょっと待っ…!」





気付いたら完全にスイッチの入ってしまった柔造に流されるまま食べられるのだった



コスチュームプレイ
(彼シャツならぬ彼團服なのです)



20110903
主催企画おっぱい企画へ


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