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「まーるこ隊長!」
「うわっ!なんだナマエか、いきなりおどかすな」
んふふ、今日もマルコ隊長ったらいちいち可愛すぎてかっこよすぎる!
「んもー食べちゃいたい!」
「恐ろしいこと言うな」
ごちん、と拳がふってくる。ああ、この痛みさえもマルコ隊長が与えたものだと思うと愛おしい…
「なんで殴られてニヤニヤしてんだよい」
はっ!いけない、いけないマルコ隊長の前でニヤニヤするなんて乙女として絶対にあってはならないことだわ。
「お前しょっちゅう俺の前でそういう顔してるよい」
「な、な、なぜ私の思っていることが!あ、もしかして読心術ですか?というより私とマルコ隊長は以心伝心だから考えてることなんて簡単にわかるんですよね。うん」
「なに勝手に自己完結してんだよい。全部声に出てたんだよ」
あ、そうでしたか。これからは気をつけねば。
「ところで何の用だよい」
「今日はマルコ隊長にぷろぽーずしに来たんです!」
「は?お前、プロポーズの意味わかってんのか?」
「失敬な!私だってぷろぽーずの意味ぐらいわかりますよ!」
もうマルコ隊長ったら失礼しちゃう(ぷんぷん)
「『ぷろぽーず』って言ってる時点でなんか違う気がするよい」
「まあ、そこは問題じゃないんです。それじゃあマルコ隊長私の愛の言葉受けとってくださいね!」
私と同じお墓に入ってください!
(もっと普通の言葉はないのかよい)
(え?だってこれ昨日の昼ドラで言ってたよ?)
(はあ…)