「私死んでもエースさんと同じ部屋なんて嫌ですー」
「そんな照れんなって」
「エースさん、これは照れてるって言わないです。激しく嫌がってるっていうんです」
「嫌よ嫌よもなんとかって言うだろ」
どうしてこの人はそんな余計な言葉知ってるんだ。
まあエースさんが何を言ったところで私の意思は変わらないからな。
「もう出ていきます。別にお世話になってないけどありがとうございました」
「お前礼儀がなってないな」
「お前に言われたくないわあ!」
バタン
「おい、さっきからうるせえよい」
ん?なんだパイナップルか。
ん?パイナップル?
「ぱ、ぱぱぴぷぺ、パイナップルが動いてしゃべってるうぅぅ!??」
「エース、この女殺していいか?」
「ぎゃふー!!体が炎になっ☆●◎%#◇!!?!……」
「なんなんだい?こいつ。1人で勝手に騒ぎだしたと思ったら失神してるよい」
「まあ、なんつーか…とりあえず今日からこいつ仲間だから。よくしてやってくれよ」
「へえ…まあこいつが俺を見るたびに失礼なこと言って失神しない限りは、な」
(うわー…意外にすげー根に持つタイプ)
黄色いあいつ
(先程はパイナップルなんて言ってすみませんでした。バナナの間違いでした)
(この女、まったく反省してねえ…)
しおり
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