「おかしらーおかしらーおかしらー。シャンクスさーんシャンクスさーんおーきーてーくーだーさーいー」


どんどんどんどん。叩けども叩けどもその扉が開く事はない。一体どれだけ昨日は飲んだと言うのだ。朝食の時は放っておいたが、そろそろ昼食の時間で、今は食堂に全員集まっている。ルウさんがそろそろご飯食べた過ぎて暴れ初めてその被害を受けたヤソップさんがキレて静かに怒ったベンさんが騒ぎを止めても最終的に怒られるのはシャンクスさんなんですよー。


「……………開けますよー」


がちゃり、ぎぃぃぃ、なんて古臭い(間違いではないが)音を立てて扉を開くと、最近干していないからせんべい布団になってしまっているであろうベッドに豪快に寝転がるシャンクスさん。なぜか掛け布団なんてベッドから一番遠い対角の位置に放り出されている。


「寝坊助おかしらのシャンクスさーん!ごーはーんーでーすーよー!」


耳元で叫ぶと、眉間に皺が寄り、うっすらと開けられる瞳。ようやく起きたかこの親父は。


「なまえ…」

「そーです、シャンクスさんのせいでパシリにされてるなまえさんです」


わかったなら早く起きて下さい。ご飯が食べられません。腕をつかんで起き上がるよう引く


「!?」


と、逆に腕を捕まれてベッドにダイブさせられた。ぎゃあぁあぁあ!思わず叫ぶと、数秒の間にバタバタと騒がしい足音と共に乱暴に開けられる扉。


「なまえ、お頭、どうか、し…」

「ベンさ、!」





(ベンさんに説教されて小さくなってるシャンクスさんは見物でした)


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