pkmn長編小説追加用 | ナノ

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クダリに引きずり回され彼曰くデートが終わり家に帰ったのは日付を回る頃だった。疲れた。私はともかく明日は仕事のはずのクダリは大丈夫なのかと思ったが家に着くなりヤミカラスの水浴びの如く速さでシャワーを済ませ真っ白な寝巻きに着替えさっさと部屋に引っ込んでしまった


「お帰りなさい○。デートどうでしたか?」


イッシュ地方の伝承について書かれた本を片手に優雅に語りかけてくるウォロにわざとらしく大きな息を吐く
こいつこうなることがわかってついてこなかったな


『下見ね……正直警備はザルなんてものじゃないよ』
「それでは首尾良くいけそうですね」


リーフの地図に書き込まれた天空の笛や監視カメラの位置をテーブルの上に広げ頷けばウォロはそれは大層嬉しそうに目尻を下げ笑う


「では、仲良くお尋ね者になりましょうか」
『それは最悪の場合ね。私は嫌だからね』
「おやおや、つれないですね」


当たり前だ。ノボリさんを連れ戻すためとはいえ指名手配されてはガラルに帰ることも叶わないかもしれないんだ
いや、私は元いた時代に帰るんだからお尋ね者になってもいいのか?




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