「サスケ?」
「起きてるよ」
「うん」

そっと俺の前髪を分けておでこに唇を押し当てる。大丈夫、起きてるよ、お前が寝たら俺も寝るから。それがサスケの口癖。ほんとうは、いつもどこか遠くを見てたの知ってた。いつかいなくなっちゃうのもなんとなくわかってた。

「サスケには俺がついてるってば」
「そうかよ。」

だから眠る前にいつも誓ったんだ。サスケがどこにいても何をしてても、俺がかならず救ってやるって。
大丈夫。大丈夫。
何度でも、何度でも。









20100114
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