フェンスをがしゃがしゃと鳴らした。
ばーか。どこがナイッシューだよ。校庭ではサッカー部のみなさんがせっせとPK練習。
ここは空が近い。なんだかついでに叫び出したい気分だったけど、横に居る彼は相変わらず現実をシャットアウトしてる。俺は気にせずまたフェンスをがしゃがしゃと鳴らし、ヘッドフォンから漏れる音にあわせ、鼻唄をうたった。
叫ぶのはやめた。

彼が聴いてた曲が俺のおすすめだったから、それだけでいいの。
叫ぶのは、やめた。











拍手ログ
title/星空
20061014
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -