走るのは、あまり得意じゃない。すくなくともいまは、ずっとずっとゆっくり進む僕だから。

「宵風?」
「うん。わかってる」
「だいじょうぶ」
「うん」

なにか掴めたのかな。まだなにも手に入れられていないのかな。僕は、ぼくらは、真実を手にしたその時も笑っていられるかな。
答えはきっと「だいじょうぶ」だ。
なんど夜が明けても、君が隣にいれば、だいじょうぶ。










title/lis
20080101
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