「無理だよな、だな。」

たまに素直に物言ってみるといつだってこうなる。たぶん俺は他人が思うよりも幾分かわがままで、思いもよらない俺の出現に、周りは対応できない。奈良シカマルとはこうであるの定義付けが、もう随分前から出来上がっている。頭がキレて仲間思い強情負けず嫌い。まぁ自分がそうして生きてきたんだから仕方ないけど、わがままとゆう微妙なニュアンスは、どのカテゴリーにも当てはまらないらしい。
それでもだ、まさかこのおっさんまでが俺のわがままに対応しきれないとは。見損なったと言うか、これぞ猿飛アスマと言うべきか。
でもあまとにかくだ、曲がりなりにも恋人の、たまのわがままも聞けないなんとも頼りないおっさんですが、それがまた愛おしくもありますよと。なぁんだそうか、俺もただの馬鹿ですかとか近頃そう思うわけですよ。









title/蘇生

111220
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