「わたしたちきっとうまくいくよ、絶対に仲良しになれるよ、ね、弟君」
「それはどういった意味なんですか」
「そりゃあそのままの意味だけど」
「そのまま」
「そう、そのまま」

なんだか、よくわからない回答であやふやにされている気分ですが。

「どったの、弟君」
「いえ、別に」

ただ僕は、僕と彼女のあいだにふわふわと流れるこの時間を、案外気に入っていたりします。








title/蘇生

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