「わたしたちきっとうまくいくよ、絶対に仲良しになれるよ、ね、弟君」
「それはどういった意味なんですか」
「そりゃあそのままの意味だけど」
「そのまま」
「そう、そのまま」
なんだか、よくわからない回答であやふやにされている気分ですが。
「どったの、弟君」
「いえ、別に」
ただ僕は、僕と彼女のあいだにふわふわと流れるこの時間を、案外気に入っていたりします。
title/蘇生
111106
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