目が合った。寒気がした。青い。歯、鋭い。鮫だ。
いやぁ、あたしこいつだけは物語の最後までどーしても好きになれなかったわ。
あのにやつき具合は、サソリさんやイタチ兄さんがかっこよくてもこいつだけは無理だったわ(お前が言うなとかいうつっこみはなしで)。

と、いうわけで鬼鮫です。鮫です青いです人間か?マジで。


「・・・今とてつもなく失礼なこと考えてませんでした?」
「まさかめっそうもない、あ、見ないでください」
「削りますよ」
「嘘ですごめんなさい」


大刀 鮫肌を取り出す鬼鮫さん、オーラがもう、本気であたしを殺しそうだよ。
マジそれだけは勘弁してください、一般ぴーぷるですあたし。
チャクラとか練れません、てかあるかどうかすら不明ですぎゃああ鮫肌近い!


「・・・どうやら、鮫肌が貴女を削りたくないようです」
「削る気だったんかいコラ」
「私は嘘は苦手ですから」
「バカ正直っていうのは主人公だけの特権だよ」
「なんの話ですか」


うーん、すごい早い突っ込み!
ここまで素早いと、逆にやりやすいよね今度コンビ組んでみる?


「貴女がリーダーが言っていた・・・、」
「久遠って言いまーす」
「噂だと、とんでもなく変態と聞きましたが」
「えーと、鬼鮫の前では変態になれないんだよね(ときめかないし)」
「・・・それは、いいのか悪いのか分かりませんが・・・少なくともいい気はしませんね」
「気にしないでくださーい」


まぁいいでしょう、一応よろしくお願いします。
そう言って、鬼鮫は自室に入っていった。

くそうイタチ兄さんの隣の部屋かよ・・・!
リーダーに相談して変えてもらおうかな。

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