スペースをあけてくれた長門の隣にもぐりこむ。
一人二人と減っていって元メンバーが居なくなり、とうとう二人きりになってしまったあの日の夜から、長門の隣で寝るというポジションは変わっていない。
長門の隣でないと安心して眠れないのだ。それはきっと長門も同じ。

オビトと電話してたときのドキドキが収まらないまま、あたしは天井に手を伸ばした。
真っ暗な部屋で、布団がこすれる音がする。


「オビト、元気そうだったね」
「そうだな」
「声変わってたなあ・・・でも相変わらずって感じでさ!」
「一度あいつのいる牧場に足を運んでみたいものだ」
「乳搾りしたい!馬にも乗ってみたい!あ、長門の後ろに乗って長門の腰に腕を絡めるの所望!」
「・・・、はいはい」


でも、もしかしたら、その頃にはもうイタチやサソリ達とも再会できてるかもしれないな。

そんな長門の言葉に胸が高鳴る。
ああもう、早くみんなに会いたいよ。会って、抱きついて、抱きしめ返してもらって、ついでにサソリさん辺りにはふんずけてもらいたいよお!


「だが今は明日からの学校生活が優先だな。学年は違うが、いつでも顔を見せに来るといい」
「うん!ほんともう、長門がいない中学校の一年間は苦痛だった」
「ふ、お互い様だな」


天井に伸ばしていた手を長門の首に絡める。
なんだかもう、嬉しさで胸がはち切れそうな感じだ。長門好き!!

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